10:00〜13:00の間、レンジャーが双眼鏡やスコープを用意してお待ちしていますので、お好きな時間にお立ち寄りください。
2025年11月15日
2024年10月28日
サンゴの調査を行いました。
10月23日にサンゴの専門家や島内のダイビング関係者、ボランティアダイバーと共にサンゴの健康度を調べるリーフチェックを行いました。
リーフチェックは本来サンゴ礁域で国際ルールに基づいて行うものですが、三宅島はサンゴ礁域とサンゴ群集域の境目にあたる事、
伊豆諸島最大のサンゴ群集がある事から1998年より行っております。
調査地は島の西側にある伊ケ谷カタン崎と阿古の富賀浜です。
今年は世界的にサンゴの白化が見られており、三宅島周辺の海も陸上から見ても分かるほどサンゴが真っ白になっていました。
サンゴは白化状態が長く続くと死んでしまいます。
そのため、今回の調査は生きていてほしいと祈るような気持ちで臨みました。
残念ながら富賀浜のテーブル状サンゴはほぼすべてが死滅しており、
生きていた被覆状のサンゴもすべて白化状態がまだ続いていました。
調査時の水温は26℃。生き残ったサンゴの回復を願うのみです。
カタン崎においても昨年までの調査に比べ、サンゴは激減しており、
生きていたサンゴも90%ほどが白化していました。
調査の様子
海底に100mと調査ラインを引き、そのライン直下の構成物を調べたり、ライン沿い5mの範囲内で決められた魚類や無脊椎動物をカウントします。
また、併せてサンゴを食べる生き物や海ゴミなども記録していきます。
今回の調査は残念な結果となりました。しかし、今後のサンゴの回復を見届けたり、サンゴが死んだことによる他の生物への影響など環境変化を今後も調べていく必要があります。
また、サンゴの白化以外でも、三宅島近海では温暖化の影響で海藻が減ったり、見られる(採れる)海水魚が変化したりと様変わりしています。
豊かで美しい自然をいつまでも大切にできるように、環境を良くするためにできる事を考えていきたいですね(N)。
2024年09月10日
サンゴの白化
今、高い海水温が続いており、日本各地でサンゴの白化が見られています。
三宅島でも、高い海水温が続き、陸上からでも白化したサンゴが目立ち、島民や観光客からもサンゴはどんな状態なのか聞かれることが増えてきました。
そこでお休みの昨日、伊豆諸島でも最大規模のサンゴ群集地である富賀浜でサンゴの様子を調べてきました。
あたり一面、真っ白です。
三宅島では毎年のようにサンゴの白化が起きますがここまでの範囲が白化しているのは初めて見ました。
一部死んでしまったと思われるものもいましたが、多くのサンゴは死んでいるわけではありません。
サンゴの白化はサンゴの体内に共生している「褐虫藻」を排出することによって起きる現象です。
褐虫藻は光合成によって栄養を作り出し、サンゴはその栄養を得ています。
高水温が続くと褐虫藻が弱り、本来の働きができなくなるばかりか、サンゴにとって良くない存在になってしまいます。
そこで排出するのですが、排出するとサンゴは栄養を得ることができず、白化現象が長く続くとサンゴは死んでしまいます。
富賀浜では8月上旬には少しずつ白化が始まったようです。
今、生きているサンゴもかなり長いこと栄養を取れていないものと思われます。
昨日の水温は28.7℃。まだ高い水温です。
早く水温が下がり、正常に戻って欲しいものです。(N)
2022年07月22日
三宅島のサンゴの調査をおこないました
7月11日にサンゴの専門家や島内のダイビング関係者、ボランティアダイバーと共にサンゴの健康度を調べるリーフチェックを行いました。
リーフチェックは本来サンゴ礁域で国際ルールに基づいて行うものですが、三宅島はサンゴ礁域とサンゴ群集域の境目にあたる事、伊豆諸島最大のサンゴ群集がある事から1998年より行っております。
2000年噴火による島外避難で中止とした時もありますが、帰島後は、ほぼ毎年実施しており、今回は19回目となりました。
調査地は島の西側にある伊ケ谷カタン崎と阿古の富賀浜です。

海底に100mと調査ラインを引き、そのライン直下の構成物を調べたり、ライン沿い5mの範囲内で決められた魚類や無脊椎動物をカウントします。
また、併せてサンゴを食べる生き物や海ゴミなども記録していきます。
今年は島北部の海域でまとまった数のオニヒトデが見られており、調査地でもオニヒトデによる被害が心配されていました。

気になる結果は、カタン崎、富賀浜ともに過去のサンゴの平均値よりも高い、とても良好な状態になることが確認されました。
オニヒトデはカタン崎では一匹確認されたものの、被害はなく、富賀浜では確認されておりません。
ですが、2019年頃より漁網くずなどが目立ってくるようになり、気になるところです(N)。
リーフチェックは本来サンゴ礁域で国際ルールに基づいて行うものですが、三宅島はサンゴ礁域とサンゴ群集域の境目にあたる事、伊豆諸島最大のサンゴ群集がある事から1998年より行っております。
2000年噴火による島外避難で中止とした時もありますが、帰島後は、ほぼ毎年実施しており、今回は19回目となりました。
調査地は島の西側にある伊ケ谷カタン崎と阿古の富賀浜です。
海底に100mと調査ラインを引き、そのライン直下の構成物を調べたり、ライン沿い5mの範囲内で決められた魚類や無脊椎動物をカウントします。
また、併せてサンゴを食べる生き物や海ゴミなども記録していきます。
今年は島北部の海域でまとまった数のオニヒトデが見られており、調査地でもオニヒトデによる被害が心配されていました。
気になる結果は、カタン崎、富賀浜ともに過去のサンゴの平均値よりも高い、とても良好な状態になることが確認されました。
オニヒトデはカタン崎では一匹確認されたものの、被害はなく、富賀浜では確認されておりません。
ですが、2019年頃より漁網くずなどが目立ってくるようになり、気になるところです(N)。
2021年12月01日
三宅島のサンゴ調査を実施しました。
11月19日に三宅島の富賀浜でサンゴの健康度を確認する調査(リーフチェック)を行いました。
三宅島では1998年から継続して実施している調査です。
海底に100mの調査ラインを引き、ライン直下の構成種を調べます。
また、ライン周辺の海水魚や無脊椎動物で、調査対象種の数をカウントしていきます。
例年、伊ケ谷カタン崎沖でも実施していますが、今回は海況不良の為、中止としました。
結果、富賀浜の造礁サンゴは約63%。数年前に見られたサンゴ食の生き物やその食痕もなく健康状態としては非常に良い状態である事が確認されました。依然として伊豆諸島最大級の造礁サンゴ群集です。
ただ、数年前から漁網くずなどの海洋ゴミがところどころで見られるようになってきています。そのゴミが増えていくのか、気になるところです。
最近話題の軽石は、調査の数日前から三宅島にも漂着していましたが、調査時には確認されていません。
ですが、調査後にはその周辺海域でもよく見られるようになってきており、これもサンゴやほかの生き物への影響など少し気になるところです。
動画撮影:三宅島スナッパー

富賀浜のテーブル状サンゴ群集



調査の様子。左手前に漁網くず。

漁網くず

三宅島では1998年から継続して実施している調査です。
海底に100mの調査ラインを引き、ライン直下の構成種を調べます。
また、ライン周辺の海水魚や無脊椎動物で、調査対象種の数をカウントしていきます。
例年、伊ケ谷カタン崎沖でも実施していますが、今回は海況不良の為、中止としました。
結果、富賀浜の造礁サンゴは約63%。数年前に見られたサンゴ食の生き物やその食痕もなく健康状態としては非常に良い状態である事が確認されました。依然として伊豆諸島最大級の造礁サンゴ群集です。
ただ、数年前から漁網くずなどの海洋ゴミがところどころで見られるようになってきています。そのゴミが増えていくのか、気になるところです。
最近話題の軽石は、調査の数日前から三宅島にも漂着していましたが、調査時には確認されていません。
ですが、調査後にはその周辺海域でもよく見られるようになってきており、これもサンゴやほかの生き物への影響など少し気になるところです。
動画撮影:三宅島スナッパー
富賀浜のテーブル状サンゴ群集
調査の様子。左手前に漁網くず。
漁網くず
2020年09月12日
サンゴの白化
このところ、海水温が30℃以上の日が続いています。
高すぎる海水温はサンゴをはじめ、海の生物にさまざまな影響を与えるため休みの日を利用して、海の様子を調べてきました。
土方海岸の潮だまり


伊豆岬の潮だまり


造礁サンゴと同じく体内に褐虫藻を持つイソギンチャクも白くなってきている。(サンゴとイソギンチャクは近い仲間)
富賀浜(伊豆諸島最大の造礁サンゴ群集地)



大久保浜

高水温が続くと生じるサンゴの症状として白化がありますが、
調べた結果、どこも白化が見られました。
潮だまりでは9割以上のサンゴが白化しておりました。
富賀浜では白化したサンゴは4割程度という印象でしたが
観察した日の水温も30℃以上。白化現象はまだ進行しそうです。
サンゴの白化はサンゴの体内に共生している「褐虫藻」を排出することによって起きる現象です。
褐虫藻は光合成によって栄養を作り出し、サンゴはその栄養を得ています。
高水温が続くと褐虫藻が弱り、本来の働きができなくなるばかりか、サンゴにとって良くない存在になってしまいます。
そこで排出するのですが、排出するとサンゴは栄養を得ることができず、白化現象が長く続くとサンゴは死んでしまいます。
近年の白化現象は温暖化による海水温の上昇が原因といわれており、三宅島だけでなく、現在各地で白化現象が確認されております。
はやく海水温が下がり、元に戻ることを祈るばかりです。(N)
ほか、見られたサンゴへの影響

サンゴ食の巻貝。

ホワイトシンドロームと呼ばれる感染症にかかったサンゴ。
高すぎる海水温はサンゴをはじめ、海の生物にさまざまな影響を与えるため休みの日を利用して、海の様子を調べてきました。
土方海岸の潮だまり
伊豆岬の潮だまり
造礁サンゴと同じく体内に褐虫藻を持つイソギンチャクも白くなってきている。(サンゴとイソギンチャクは近い仲間)
富賀浜(伊豆諸島最大の造礁サンゴ群集地)
大久保浜
高水温が続くと生じるサンゴの症状として白化がありますが、
調べた結果、どこも白化が見られました。
潮だまりでは9割以上のサンゴが白化しておりました。
富賀浜では白化したサンゴは4割程度という印象でしたが
観察した日の水温も30℃以上。白化現象はまだ進行しそうです。
サンゴの白化はサンゴの体内に共生している「褐虫藻」を排出することによって起きる現象です。
褐虫藻は光合成によって栄養を作り出し、サンゴはその栄養を得ています。
高水温が続くと褐虫藻が弱り、本来の働きができなくなるばかりか、サンゴにとって良くない存在になってしまいます。
そこで排出するのですが、排出するとサンゴは栄養を得ることができず、白化現象が長く続くとサンゴは死んでしまいます。
近年の白化現象は温暖化による海水温の上昇が原因といわれており、三宅島だけでなく、現在各地で白化現象が確認されております。
はやく海水温が下がり、元に戻ることを祈るばかりです。(N)
ほか、見られたサンゴへの影響
サンゴ食の巻貝。
ホワイトシンドロームと呼ばれる感染症にかかったサンゴ。
2020年08月19日
サンゴを踏まないで!
2020年07月17日
サンゴの調査を実施しました
7月13日、富賀浜と伊ケ谷カタン崎において
サンゴの健康状態を調べました。

この調査は世界共通の調査ルールに基づいて
年に一度行われているもので、
三宅島では1998年から実施しています。
2000年の噴火による中断などはありますが
今回で17回目の調査となります。
例年、一般ダイバーからもボランティアを募って
実施していますが、今回はコロナウイルス感染予防のため、
島内ダイビング業者とサンゴの専門家、
アカコッコ館レンジャーのみで実施しました。


海底に100mの調査ラインを張り
そのライン直下の構成物(サンゴ・岩・砂・海藻など)を調べます。
また、決められた魚類や無脊椎動物などの数も数えます。
結果、富賀浜では調査開始以来
最大の82%の造礁サンゴが記録され、
依然として伊豆諸島最大のテーブル状サンゴの群集でした。
カタン崎では減少傾向(38%→33%)にありましたが
どちらの海もサンゴの生息にとって健全な状態でした。
この綺麗なサンゴの海をこれからも楽しめるよう
大事にしていければと思います(N)
サンゴの健康状態を調べました。
この調査は世界共通の調査ルールに基づいて
年に一度行われているもので、
三宅島では1998年から実施しています。
2000年の噴火による中断などはありますが
今回で17回目の調査となります。
例年、一般ダイバーからもボランティアを募って
実施していますが、今回はコロナウイルス感染予防のため、
島内ダイビング業者とサンゴの専門家、
アカコッコ館レンジャーのみで実施しました。
海底に100mの調査ラインを張り
そのライン直下の構成物(サンゴ・岩・砂・海藻など)を調べます。
また、決められた魚類や無脊椎動物などの数も数えます。
結果、富賀浜では調査開始以来
最大の82%の造礁サンゴが記録され、
依然として伊豆諸島最大のテーブル状サンゴの群集でした。
カタン崎では減少傾向(38%→33%)にありましたが
どちらの海もサンゴの生息にとって健全な状態でした。
この綺麗なサンゴの海をこれからも楽しめるよう
大事にしていければと思います(N)
2019年06月26日
三宅島のサンゴの調査を実施しました
6月12日に三宅島のサンゴの健全度を測るモニタリング調査(リーフチェック)を実施しました。
このリーフチェックは世界のサンゴ礁を科学者とボランティアダイバーが一緒に調べる調査で1997年から行われています。
三宅島にはサンゴ礁はないものの、サンゴ礁域とサンゴ群集域の境にあたることや大規模なサンゴ群集があるため、1998年より毎年実施しています。
2000年噴火による中断をはさみ、今回は16回目の調査です。
国際ルールに基づき海底に100mのラインを引き、
そのラインの下が何で構成されているかを調べます。
また、決められた魚類や無脊椎動物などの数も数えます。
海況にも恵まれ、三宅島での調査地である富賀浜と伊ケ谷カタン崎沖の2か所とも無事に終えることが出来ました。
ともに結果は良く、健全な状態が保たれているとのことでした。
また、依然として富賀浜のテーブル状サンゴ群集は依然として伊豆諸島最大級とのこと。
この美しい海中景観をいつもでも残していければと思います。(N)
2018年07月19日
三宅島リーフチェック(サンゴ礁調査)実施しました。
富賀浜のテーブル状サンゴの群集
7月17日(火)にサンゴの専門家と
島内のダイビングショップ関係者、ボランティアダイバーと共に
三宅島のサンゴ礁調査を実施しました。
サンゴ礁調査といっても三宅島にはサンゴ礁はありません。
しかし、三宅島の西〜南西側にはたくさんのサンゴが生息しており、
特に富賀浜には伊豆諸島最大のテーブル状サンゴがあるなど、
観光資源としても環境保全の面からも重要です。
そこでサンゴが健康であるかを年に一度、国際ルールに基づいて
調査しています。
海底に100mのラインを引き、そのラインの下が何で構成されているかを調べます。また、決められた魚類や無脊椎動物などの数も数えます。
三宅島では1998年より実施し、途中全島避難による中断などもあったものの今回で15回目の調査です。
気になる調査結果ですが・・・
富賀浜では今までの中で1番多くサンゴが確認され、
以前として伊豆諸島最大のテーブル状サンゴ群集が健康な形で見られました。
また、カタン崎でも昨年よりは若干減ったもののたくさんのサンゴが見られ美しい水中景色が広がっていました。
今年の健康診断は良い結果となりました。
この夏、多くの方に三宅島の美しいサンゴを観察しに来てもらえれば
嬉しく思います(N)
調査中見られた生きものなど
三宅島を代表する海水魚レンテンヤッコ
ふらりと頭上をアオウミガメが泳いでいきました
パイナップルウミウシの産卵

