10月23日にサンゴの専門家や島内のダイビング関係者、ボランティアダイバーと共にサンゴの健康度を調べるリーフチェックを行いました。
リーフチェックは本来サンゴ礁域で国際ルールに基づいて行うものですが、三宅島はサンゴ礁域とサンゴ群集域の境目にあたる事、
伊豆諸島最大のサンゴ群集がある事から1998年より行っております。
調査地は島の西側にある伊ケ谷カタン崎と阿古の富賀浜です。
今年は世界的にサンゴの白化が見られており、三宅島周辺の海も陸上から見ても分かるほどサンゴが真っ白になっていました。
サンゴは白化状態が長く続くと死んでしまいます。
そのため、今回の調査は生きていてほしいと祈るような気持ちで臨みました。
残念ながら富賀浜のテーブル状サンゴはほぼすべてが死滅しており、
生きていた被覆状のサンゴもすべて白化状態がまだ続いていました。
調査時の水温は26℃。生き残ったサンゴの回復を願うのみです。
カタン崎においても昨年までの調査に比べ、サンゴは激減しており、
生きていたサンゴも90%ほどが白化していました。
調査の様子
海底に100mと調査ラインを引き、そのライン直下の構成物を調べたり、ライン沿い5mの範囲内で決められた魚類や無脊椎動物をカウントします。
また、併せてサンゴを食べる生き物や海ゴミなども記録していきます。
今回の調査は残念な結果となりました。しかし、今後のサンゴの回復を見届けたり、サンゴが死んだことによる他の生物への影響など環境変化を今後も調べていく必要があります。
また、サンゴの白化以外でも、三宅島近海では温暖化の影響で海藻が減ったり、見られる(採れる)海水魚が変化したりと様変わりしています。
豊かで美しい自然をいつまでも大切にできるように、環境を良くするためにできる事を考えていきたいですね(N)。

