2020年07月02日

おうちで見られる三宅島のいきもの41「ミヤケヘビギンポ」

だいぶ暑くなってきたので海の生き物のご紹介。
三宅を代表する野鳥がアカコッコならば
こちらは三宅を代表する魚と言えるでしょう。

大きさは4cmほど。とても小さな魚です。
和名にもミヤケと付きますが、
学名も「Enneapterygius miyakensis」とミヤケがついております。
三宅島で発見された海水魚です。

ちなみに英名はIzu Islands triplefin。
多くの魚の背びれは1つか2つなのですが
へビギンポの仲間は3つの背びれが特徴で、
伊豆諸島のへビギンポという意味です。
その名のとおり生息地は伊豆諸島。
まれに伊豆半島でも見られるようです。

さて、黒い頭に赤い体。とっても目立ちますが
このカラーリングは季節限定。
晩冬から初夏の時期にオスのみこの色になってメスに求愛します。
求愛時以外はとっても地味な体色です。
5月くらいが繁殖のピークであり、すぐに見つかりますが、
夏にはもうほとんどこの派手な色は見られません。

でも7月中は大丈夫。午前中に行くと
婚姻色のミヤケヘビギンポを見つけられると思います。
腰下くらいのとっても浅いところでよく見られ
シュノーケルや箱メガネでの観察がおススメです。
泳ぎ回ることはなく岩にじっとしていることがほとんどです。

今週末は午前中に大潮の干潮がきます。
ミヤケヘビギンポの観察に絶好の機会ですね。

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産卵中のペア。手前の地味な方がメス。普段のオスはメスと同色。

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産卵中のペア。

miyakehebi04.jpg

hebiginpo01.jpg
同一環境にいるへビギンポのオス(婚姻色)。
普段はミヤケヘビギンポと同じような体色のため、婚姻色の個体以外は識別が困難。

〇ミヤケヘビギンポ
スズキ目 ヘビギンポ科



posted by akakokko at 16:19| おうちで見られる三宅島の生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする