
昨日、カンムリウミスズメのモニタリング調査を実施してきました。

三宅島自然ガイドキュルルのメンバーにも、
目視でのカンムリウミスズメの調査補助や
調査手法を学ぶ場として活用してもらいました。

最近の漁師からの目撃情報や海況・風向きなどを考えながら、
船長とも相談し、三本岳周辺と島の北西部〜北部を中心に
調べることにしました。
出航後、10分ほどで遠くを飛ぶ2羽のカンムリウミスズメを確認。
しかし、その後はなかなか確認できず、カンムリウミスズメはおろか
ほかの海鳥もまばらな状況です。
3時間ほど調査し、確認できたカンムリウミスズメは15羽。
調査中の水温は15.8〜16.0℃。
低い水温がエサとなる生き物の分布状況に影響しているのかもしれません。

今回の調査コースと確認場所
調査中、確認できたほかの野鳥や生き物。
オオミズナギドリ20羽ほど、ウミネコ10羽ほど、ヒメウ数羽、シロハラトウゾクカモメ、アホウドリの仲間2羽、ミズナギドリの仲間2羽、イルカ3頭、マンボウ1頭。
少し寂しい結果ですが、おおきなマンボウに出会うなど
さまざまな生き物が生きる三宅島の海の豊かさを実感した調査となりました(N)。

撮影:伊藤 奨(自然ガイドキュルル)